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AM8:00
髪を2つにわけ、みつあみにしばる(指示あり)。
上は手術着のみ。下はまだパジャマを装着。
今日から許可がおりるまで飲食禁止。
AM9:00
手術の助手担当のK先生登場。
筋腫による大量出血など私にはリスクがある。
万が一の時は自己血以外の輸血もOKにサイン
(血液が足りなくなったときのため)。
また、場合によっては私が死亡する可能性があるため、
そのときの遺体引取り人をサイン。
左手首から点滴開始。手首なので超痛い(涙)。
AM9:30
主担当医のS先生登場。同意書へのサインをもらうことを
忘れていたことを笑ってごまかす(おぃ)。
「とうちゃん何時ごろくる?」と話題をすりかえる先生。
実は、私が午前中にオペする予定だったのだが、
直前に先生から「30週で手術を受けなければならない赤ちゃんが
でてきちゃった。早急に赤ちゃんを取り出さないといけなくなったから
オペの順番を変わってもらえないかな。赤ちゃんは、その後、長い
難しい手術に入るんだよね・・・」と相談され
「それは一大事。どうぞその方を先にお願いします。」
っていうわけで午後にずれたのだ。
さすが、リスク出産専門の病院。
ここにいる妊婦さんは様々な問題を抱えて頑張っているのだ。
小さい身体で頑張って手術をうける赤ちゃん。
どうか無事にのりこえますように!
AM12:30
いよいよ手術室へ。
下を脱ぎ、手術着のみになる。
エコノミー症候群を避けるために専用のストッキングをはく。
ベッドに横たわったまま移動。
まるでドラマでみる場面のように、天井が目の前を流れてゆく。
エレベータまでいくと、先生たちが「まってくれぇ〜っ俺ものるぅぅ」と
かけこんできた。うーん、相変わらず緊張感のない先生だw
自己血大好きK先生は、「ね、ね、緊張してる?やっぱり、すっごく緊張する?(にやにや)」
と嬉しそうにきいてくる。女子高生みたいなノリですな(;´Д`)
オペルームに到着すると銀色の大きな扉が開いた。
その扉をくぐりぬけるとそこには・・・
モスグリーンの世界一色!!!
部屋は温かくお湯につかっているよう。。。なんて心地いい。
大勢のスタッフが準備に追われて、ごった返していた。
まるで魚市場のようだ。
へぇい!らっしゃいらっしゃい!いいマグロ入ったよ!(死)
手術着を脱がされ、身体に布をかけられる。
手術台へ移動するように指示され、ヒラリと飛んでのったら、
「身軽だな!おぃ!((爆」とスタッフさんたちに笑われる。
いよいよ麻酔を打つので、えびのように丸くなってと言われ
むきえびを想像してしまった(バカ)私は、ひざを抱えて
くるんとまん丸くなると、予想以上に丸まっている私をみて
スタッフたちが爆笑。本当はえびのように、腰を少し曲げるだけで
よかったのだ。このばかちん!はずかちーっ!!!
「体、柔らかいわね!!ギャハハ!」といつまでも笑うババァたち。
ヽ(`Д´)ノ ウッルーセーヤィ!
麻酔は腕に注射するのと変わらない痛さで「ちくん」とする程度で
即効、ききはじめ、カテーテル等、尿道にずにゅずにゅゴリゴリと
入れられたがちっとも苦痛ではない。
麻酔が恐ろしいほどきいていて、何も感じないのだ。
いよいよ、オペの用意。
目の前を布のカーテンで仕切られる。
右腕にも輸血用に点滴をされる。(いざという時用に輸血ルートを確保しておく)
指先にはセンサー。胸には心電センサー。
そして酸素マスク。
シュコーッシュコーッ(ダースベーダーっぽくてちょっと嬉しい)
「オペを始めます」
青いシートを体にかぶせ、オペ箇所の部分をきりぬく。
その後、S先生とK先生がテキパキと処理。
いつ、メスが入って切開されたのか全然わからない。
そして、何やら両サイドから、ひっぱられたり押されたりして
体がずーーーーっと左右に揺れ続ける。
麻酔で体が空中に浮いているような感覚へ、さらに揺らされるもんだから、
御みこしにのせられて「ワッショイ!ワッショイ!」とされているみたい。
心地いい。痛みは全くない。
むしろ、愉快。
だって、「ワッチョイ!ワッチョイ!」だよ?
ついつい、悪いくせでだんだん自分の中で
ふんどしつけた男たちが私を担いで、ワッチョイしている
姿を想像して、盛り上がってきてしまい、ついには
「プーッ!」と吹き出してしまった。
不謹慎きわまりない。命かかってるっつーの。
そばにいたスタッフが
「だ、大丈夫?」とのぞきこむ。
まさかフンドシ想像して、わらっちまったとは言えない。
「鼻にほこりが・・・えへっ」と誤魔化す。
・・しかし、暇だな。あったかいし、気持ちいいし、眠いな。
10分ぐらいすると、S先生が
「産まれます!」と言うと同時に
「オギャアアアアァァァァ!!!!」
ヘモジーの声が響き渡る。最高の瞬間!
「13時6分」と時計を確認する声。
しばらくして「胎盤がでました。13時9分」。
そして、ヘモジーの物凄い声が隣りの部屋から響いてくる。元気だ!
私は、ニヤニヤが止まらない。
先生たちは、閉じていく処理を始める。
「大量に出血しています!自己血投入!」
(||゚Д゚)ヒィィィ ! (゚Д゚||) ガビーン
しばらくすると、「ウギャアアー!オギャアァァァ!」とまた物凄い声が
隣りから聞こえてくる。そばにいたスタッフさんたちが「すごい声ねw」と笑っている。
ヘモジーの声、すごいな。ほんと(汗)
看護士さんがギャーギャー泣いているヘモジーを連れてきてくれた。
タオルでくるまれていて、皮膚は白いカサカサした粉がいっぱいついている(羊水か?)。
髪はぺったりへにゃへにゃで、伊藤潤二の漫画の双一にそっくり(おぃ)。
おっちゃんみたいな顔をしている。
ヘモジーは、私のそばにくるとピタッと泣きやんだ。
看護士さんたちが「すごいね!!ママのそばだと泣きやんじゃうんだ!わかるんだねぇ〜」と
盛り上がる。いいから、早く、もっとそばでみせてくれよ。
すると、抱っこしていた看護士さんが
「はい!ママでちゅよ!」とヘモジーのおでこを私のおでこにくっつけてきた。
近すぎて、何もみえません
近すぎて、何もみえません
「じゃあねぇ〜バイバーイ」
えっ?ちょ、ちょっとまて!!おぃ!おおおおおおーい!
私から離れるとヘモジーは、即座にモンスターのように泣き叫びはじめた。
かあちゃんも泣きたいよ。
近すぎてみえなかったっすよ。
コントじゃないんだからさ。。。とほほ。
その後の処理は長く50分ぐらい続いた。
出血はかなりしているみたいだけど、別に具合悪くもないなぁ。
退屈だなぁ。誰もしゃべってくれないし。
って、それどころじゃないから、仕方ないわな。
しまいには、居眠りをする私。リラックスしすぎ。
「終わりです」の言葉と同時に先生たちが
「おめでとう!」と声をかけてくれる。
K先生は「自己血とっておいてよかったね!」とニコニコして
話しかけてくれるのはいいが、血まみれの手袋みせるなよ!
絶対、わざとだ・・・この人・・・(涙)
そして、麻酔処理へはいる。
全員で動けない私を手術台からベッドにのせ替えて、オペルームのそばの廊下で
40分、休まされる。通常は、個室で休ませてもらえるらしいのだが、
年末年始はなぜか、出産ラッシュ。この日だけでも、帝王切開が4件。
ほぼ毎日これが続いているため、先生たちの疲労もピーク。
個室が全部埋まってしまっているため、廊下で放置。(;´Д`)ヤダー
私は夢の中にまだいるようで、ボーっと気持ちがいい。
そのうち、退屈になり、無性に夫に会いたくなる。
不思議とヘモジーではなく、夫に会いたい。
心の中で「早く、夫のところへ連れていってくれー」とばかり叫ぶ。
40分たち、ようやく夫の待つ病室へ移動。
夫の顔をみて、真っ先にでた言葉が
「また妊娠したい。明日、また産んでもいい」
だった。喜びは全てをふっとばすというより、
帝王切開自体、全然、びびるようなことではなかったのだ。
超ビビリ屋の私がそう思うんだから、間違いない。
医者によるのかもしれないが、少なくても私は、
心地のよいものでありました。
夫は、「頑張ったね」と手を握っていてくれた。
夫は、生まれたばかりのヘモジーをガラス越しに30分間
会わせてもらったらしい。いいなぁ〜
両サイドに点滴をぶらさげまくりで、管だらけな私。
麻酔がきれてきて、イタミを感じるようになってきた。
重い生理痛もしくは、切迫気味な時のイタミに似ている。
どんどん激しくなってくる。
でも、これも出産の醍醐味とあえて、追加麻酔をつかわず
この痛みを楽しむことにする。産んだのだなぁ〜と実感したい。
足が動くようになってきたので、気合でかなりリハビリ訓練を開始。
腰まで動かせるようになり、看護士さんに驚かれる。
さっきまで、オペしていた人間なんだもんね(汗)。
子宮も収縮がきちんとされていて、回復が早いと褒められる。
早く、自力で立てるようにならないと、ヘモジーに会いにいけないと
いう思いで私は必死。気持ちが焦る。
夫が帰宅。今日はありがとう!また、明日ね!パパ!
私は飲まず食わずでツライ、のどが乾燥するので、うがいをする。
これでかなり紛れる。
ヘモジーは体重が少なく、2300g。
しかし、あほみたいに元気な声なので、
特に問題はなかろうと保育器をまぬがれた。
でも、管理入院になってしまった。
体重をふやすため、ミルクを与えたいと許可を求められる。
絶対ボヌゥーじゃないといやぁぁぁぁ!という妊婦さんが
多いのだとか。
夫がデジカメで撮ってくれたヘモジー動画を何度もみる。
ヘモジーがお腹にいないので、一人ぼっち。
寂しさがこみあげてくる。
ベッドの中で、泣きながら眠くなるのを待つ。
| 【 ひとくちメモ 】 | ヘモジー降臨 | 帝王切開 本番
お笑い部門に再挑戦中!
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