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そんなわけで、高所恐怖症なワタクシです。
それには、立派な原因があるのでございます。
タイムワープ アゲイン!じょわじょわじょわじょわわわ
あれは、2歳ぐらいの頃。
まだ、日本に住んでおり、当時はやっていた(?)
高層団地なるものに住んでいた。
親の敵のような高さの部屋に住んでいたのである。
ある日、母は無謀にもまだパーチクリンな姉とワタクシと
2人きりで部屋に置いて、買い物へと出かけてしまった。
いつもはシッカリとかかっているベランダへの鍵。
この日に限って、
「仕込み?」
と思えるほどの
絶妙なタイミングで鍵はオーポン(OPEN)な状態。
いたずら盛りのアタクシがそれを見つけないわけがない。
「ガラガラガラ・・・」
禁断の扉が開いてしまったのである。
静止する姉。「あっち、やめなよ!」
聞こえないフリをする妹。「ま〜さかりかっついだ♪あっちマン!」
いきようようとベランダへ出る、脳みそつるんつるんの幼児。
そこは一歩ふみだすと、素晴らしい景色が広がっていた。
「ああああああ!あっちマン!さんじょおおおおお!」
絶叫する脳みそつるんつるんな幼児。いいから、ひっこんでろ。
手すりごしに眺める爽快感。
「わたち、鳥しゃんになったの」
勝手にうっとりする脳みそつるんつるんな幼児。
今、この幼児と外の世界を阻むのはこの手すりだけである。
これさえ、視界から消えれば、爽快感は満点。
手すりの間から顔をだしながら、吟味する脳みそ。
「・・・あたちなら、いけるかも・・・ちれない」
手すりの間から、さらに顔を押し込む幼児。
「・・・あと、もうちょっと・・・
もうちょっとで、鳥しゃんになれるハズ・・・」
うんしょっ うんしょっ と全ほほの肉を後ろに移動させて
目標につきすすむバカちんな幼児。
ズボッ
「!!!」
鳥しゃんになった瞬間である。
「鳥しゃんら!あっちマンは、鳥しゃんになりまちた!トゥルッフー!(はとのつもり)」
羨ましそうにベランダの扉から、
顔だけ覗き込んでいるチキンな姉。
「きてみなちゃいよ!ちゅごいよ!鳥しゃんだよ!」
「・・・・ベランダにでちゃだめって・・・ママが言ってたよ」
「いないんだから、いいじゃぁ〜ん。おならプー」
「・・・もう、帰ってくるかも・・・早く、戻ってきて」
「え〜っ・・・わかったよぉ〜。ぐっ」
「!!!!」
もう、おわかりであろう。
行きはよいよい。帰りはこわい。
入ったはいいが、
ぬけない
のである。
つるんつるんの脳みそは、パニック。
風が吹き荒れ、はるか下にはありんこみたいな人間たち。
「た、た、たしゅけてぇぇぇぇ〜」
「!!!あっち!!!」
「ぬけないよぉぉ〜 ぬけないぃぃ〜 うわ〜ん」
おびえる姉。泣き叫ぶ妹。
そして、姉は驚くべき行動にでた。
「ガラガラガラ・・・ピシャッ」
・・・・そう。彼女は賢い。いつでも、賢い。
全てを
見なかったことに
したのである。
>>>続く 自己列伝 高所恐怖症 vol.1
お笑い部門に再挑戦中!
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