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<< これまでのお話
翌日、また、いっくんの家に遊びにいってみた。
いっくんの家につくと、いっくんのお母さんが
手作りのおやつをご馳走してくれた。
いっくんも機嫌がよく、2人で仲良くおやつを食べた。
しばらくすると、自営をしているいっくんのお父さんが
自宅にもどってきた。
「いや〜、外すげぇことになってるよ。。。
保健所のトラックがきて、犬をガンガン捕獲して積んでてさ。
犬も逃げるのに必死でさ。あれは、見るに耐えないね。。。」
と、いっくんのお父さんが言うと同時にいっくんが
席から立ち上がって、もの凄いスピードで外に飛び出していった。
ぽか〜んとするご両親を放置して、私も慌てて、
いっくんを追いかけていった。
外にでるといっくんは、見当たらず、
探すこと数分。
ようやく、いっくんを捕まえるといっくんは
「昨日の犬、つかまっちゃうよ!探さなきゃ!」
とほとんどパニック状態になっていた
一緒に探してまわり、そして、ようやくトラックにたどりついた。
ちょうどその時も、のら犬を捕獲している最中だった。
ワイヤーで輪をつくり、長い木の棒の先端にそれをつけ、
2人がかりで両サイドから犬の首にかぶせ、
首つり状態で持ち上げて
トラックの荷台にまるで魚を水揚げするかのごとく、
上から放り込む。
犬は、恐怖におびえ、戦闘態勢に入っている。
作業をしているお兄さんたちが私たちを見つけ、
「ここにはくるな!危ないぞ!」
と叫ぶ。
作業員の服も犬も血だらけで
凄惨な光景であった。
私は、恐怖で足が震え、
いっくんは、怒りで震えていた。
そして彼は、大声で「やめろー!」と叫びながら
作業員にとびかかってしまい、
かけつけた親にしこたま、ひっぱたかれてしまった。
それでも、彼の怒りはおさまらず、暴れ、
とうとう、親が病院に連れていくほどだった。
その騒ぎから1ヶ月ほどがたち、
ようやく、私もいっくんも落ちつきをとり戻しつつあった。
ある日、私はお友達の家に遊びにいっていた。
夕暮れになり、そろそろ家に帰らないとと家路につき
自宅の目の前までようやくたどりついた、その時だった。
前方からやってきたおばあさんが、突然
「ぎゃああああああ!!!!」
と物凄い叫び声をあげて、
そばにあった路地の木によじ登った。
私は驚き、ぽかーんと見上げていた。
すると、そのおばあさんが
「お嬢ちゃん!逃げなさい!!早く!!!」
と叫んできた。
と、同時に何者かが私の真横を走りぬけ、
木の上のおばあさんめがけて、
「ガゥガゥガゥガゥ!!!」
と恐ろしい声でほえながら、襲いかかっていった。
「助けてーっ!だれかー!!!」
とありったけの声で助けを求めるおばあさん。
恐怖で動けない幼児。
向かい側の道路にいた人たちも皆、木に登って非難していた。
そして、私にむかって
「はやく、逃げろー!!逃げるんだ!!」
と大声で叫んでいた。
だが、動けないものは動けない。
「その犬は頭がおかしくなっているから、逃げなさい!!」
と言われても、逃げられない。
襲いかかっている犬は、木の上高く逃げたおばあさんをあきらめ、
こちらにターゲットを変えてきた。
>>続く 泣きシリーズ〜小さな友情 2部〜
お笑い部門に再挑戦中!
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