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>>これまでのお話
いつまでたっても、マリオ(あっち)のやつめ、
ゲームオーバーにならない。
それどころか、ルイージらしき者まで、でてくる始末。
これじゃぁ、ボス(チーフ)もさすがにイライラきます。
こうなったら、ボスもじりじり包囲網を
せばめてくるしかない。
マリオにファイヤボールぶつけてみたり
手下を使って襲わせたりと
あの手この手を使い始めます。
そして、マリオもYボタンやBボタンを駆使して
ちょこまかと逃げます。
こまごました攻撃は、日常茶飯事だったので
もう、忘れちゃいましたが、代表的な事件例をひとつ。
会社といっても、お店なので当然、
出社したら即、制服に着替えます。
つまり、会社に何を着ていっても、
仕事には何ら害はない。
ワタクシなんかはバンドかぶれであるため、
標準装備がバンドメーンっぽい香りの服しかなく、
ガーゼシャツに怪しげなパンツ。
ジャラジャラとチェーンをつけ、
ゴルチェのかばんをブラブラさせ、
今にも「ノーフューチャアアアァァ!!」とか
叫びそうな感じだったと思われます。
しかし、「ノーフューチャー」だろうが、ふんどしだろうが
制服きちゃえば、無問題。制服って便利だわん。
そんなある日、仕事が終わり、ロッカールームへ戻り
私服へ着替えたときのことである。
ボス(チーフ:25歳女)が突然、
「あたし、バンドとかやってる奴ってイラつくんだよね。
服装とかさ、変だと思わないのかねぇ。
いかにもバンドってアピールしているのが、気に入らない」
と背後で子分どもに大声で話しはじめた。
「(ぷっ。はじまった。)」
と思いながら、鼻歌で服を着替え、
いつもより多くアクセサリーをつけ、
さらにロッカーから当時愛用していたへっぽこギターまでとりだし、
さて、帰ろうかなと思った瞬間、ボスが
「ちょっと、あっち。あたし、そういう服嫌いなんだけど」
と真正面からファイヤーボールを放ってきたのである。
この人は、25歳にもなって、ほんとあほちんだな。
そんなこと言って「すいません」とか謝ってほしいんだろうか。
突然、脈略もなく
「あっちさん、わたし、こぶ平嫌いだから」
と言われているようなもんで、
答えを求められても困るような会話だ。
とりあえず、このファイヤーボールを打ち返して置かないと
この面をクリアできそうにない。
しかし、ここで「どういう意味ですか!」とか返そうものなら
相手の思う壷。
そういう反応を前提にふっかけてきてるに違いない。
ここはいっちょ、「くるくるぱー作戦」でいくか。
「私も嫌いです」
と答えてみることにした。
案の定、ぽか〜んとなっている。
そりゃそうだ。
「お前の服装、キライなんだよ!」
とケンカを売っているのに、「わたしも!」と同調されたら、
被害者不在で何も成立しない。
いやみでも何でもない。
ただのおまぬけちゃんに過ぎない。
数秒後、かなり動揺を隠しながら、ボスが
「じゃ、じゃあ、着てこなきゃいいじゃん(動揺)」
と突っ込みとも言えない中途半端なコメントを
苦し紛れで発した。
「彼氏が着てほしいって言うので☆」
うーむ、我ながらなんてナイスなセリフ。
「イラつくから、今度からそういうのは着てこないで」
怒りで目から火花をパチパチいわせている。
もう、言ってることが滅茶苦茶な女だ。
少しお灸をすえてやるか。
そう思った私は、「きいてみます」と言って、
その場で携帯をとりだし、
適当な男友達に電話をかけた。
「あ、ダーリン?あのね、会社のチーフの○○さんってわかる?
そうそう、その人。何かね、ダーリンの買ってくれた服がイラつくから
会社に着てくるなって言ってきてるので、
着るのやめようかと思ってるんだけど。
理由は、嫌いとかイラつくからとかみたい。。。
え?・・・うーん、今からはちょっと・・・
もう、帰っちゃうんじゃないかな。
え?特徴?
髪型はおだんごで一つに結んでいて・・・
背は私より少し高い感じ。
え?電車で帰るのかはわからないなぁ。」
とハッタリの会話をかました。
電話の向こうで男友達が
「え?え?あれ?間違ってかけてきてる?
何の話?あっちだよね?」
と動揺している(そりゃそうだ)。
電話にでてみたら、気がふれてるんじゃねーかと
思うような独り言をかますあっち。
「あっち、酔っ払ってる?よっぱらってるよね?」と
何とか事態を飲み込もうと必死で努力を続ける友人Aくん。
「うん。わかった〜。言ってみるね」
と電話をこれまた一方的にきり
「だめでした。怒り狂ってこっちに向かってるようなので、
面倒なことになるまえに帰ります」
と伝えると、チーフの子分たちはシーンと静まりかえり、
チーフはうつむいて顔面蒼白になっていた。
重い空気の中、とどめをさすように
「・・・やばいな・・・」
と聞こえるようにぼそっとつぶやき、
急いで部屋を後にした。
バンドやっている男なんて、きっと凄いヤンキーに違いない。
刺青とか入って、ナイフとかすぐに出すかもしれない。
そんなたくましい想像がきっと、
彼女の頭の中をかけめぐっていたに違いない。
後日、同期の子から「帰り道、刺されるかも」と
しばらくの間、チーフがかなり、おびえていた
という話をきくことになる。
そして、時間がたつにつれて、また
彼女は、いらん計画を実行するのだが、
これまた神は私の味方をするのであった。
>>続く 女の園バトル【スーパーでGO! その4】
お笑い部門に再挑戦中!
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